発酵大使のわくわく見聞録

世界の発酵文化をのみこんで、新たな種をまく。食と文化のわくわくが、いざ開幕!

糀のはなし 第1話

発酵と一口で言っても、酵母菌によるパン発酵、アルコール発酵、ヨーグルトの乳酸菌発酵など色々あるうえに、複数の菌が重なり合って発酵しているわけですが、

僕が一番心惹かれていて気になるのは、

糀菌たちです。

最初の出会いは、お味噌作りで買った米麹。

手に取った瞬間に感じる、何か懐かしい香りと気持ち良さ。

 

そこから、自分で作ってみようと文献やネットをみて、自分なりに、試行錯誤。

 

作ってみるとですね、

スーパーで売られている冷えたかたまりとは違って、

暖かい命が呼吸をしていて、その吐息が

何とも言えない極上の心地よさなんですよ。

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糀学者の山元正博先生によると、

成長過程でたくさん出す糀菌に空気感染すると、

呼吸器の粘膜から全身の毛細血管な糀菌が巡り、

ものすごい抗酸化作用(アンチエイジング。ガン化の真逆の作用)が得られるとのことで、

 

難しい理論は置いておいて、

とにかく暖かい生き物に触れて、いい香りをかいで、

とにかくいい気分になれるんですね。

 

この気分というのは、人生においてとても重要なもので、

文字通り、良い気を分け合う。

それが世界に広まる事を祈って、

日々、糀たちのお世話をしています。

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糀体験講座も、随時開催しているので、

こちらにいらっしゃったみなさまも、

一度は体験してみてください。

 

次回からは、具体的に糀菌たちがどんな魔法をかけてくれるのかをお話しします。